静寂
貴方が望まないから
あえて何も言わずにいよう
どんな言葉達を
美しく飾り綴り繋げても
どんなにあがき喚き散らし
のたうち泣き叫んでも
目の前に聳え立つ
現実と言う名の壁があるのなら
約束のその日が
再来するまで
日々道化で身を纏い
燃え盛る焔
静寂の杜に託し
眠りについてしまおう
だけど...多分...きっと...
虚像は砂の城よりも脆弱で
精神の荒廃の足音
歪な剥離と裂傷を伴い
破滅の序曲で鳴り響く事は
目に見えているし
一度誰かに
ボロボロに破壊されたこの心は
どんなに繕ったとしても
容易く治癒など出来ぬ事を
貴方は貴方だけは
理解してくれているから
僕はきっと
全てを投げ捨てて
貴方の腕の中へ
飛び込んで行くのだろう
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